ソーセージを食べても
パリッと音がしない?
「パリッと音の出るソーセージがおいしい」。何の疑いもなく、僕は日本でずっと思っていました。でも修行したドイツで食べた美味しいソーセージはどれも音なんてしません。森本工房のソーセージは、豚肉本来の味や食感を楽しんで頂くために、皮が薄くて柔らかい天然羊腸を使っています。
皮の食感にごまかされず、お肉本来の芳醇さを味わっていただきたいので、作る時に破れやすくて手間もかかりますが、「パリッと音がしないこと」にこだわっています。
「手作り」という言葉がとても薄っぺらになったように思う。
今、世に出回ってい るいわゆる「手作りハム・ソーセージ」が本当に手作りならば、あんな味はしない。
ドイツでハム・ソーセージに使う豚の、そのえさ作りから学んできた僕には、
真に手作りのハム・ソーセージとはこういうものだ、という譲れない信念がある。
その信念を貫いて作ったこだわりのハム・ソーセージを、ひとりでも多くの方に味わっていただきたいと思う。
ソーセージを食べても
パリッと音がしない?
「パリッと音の出るソーセージがおいしい」。何の疑いもなく、僕は日本でずっと思っていました。でも修行したドイツで食べた美味しいソーセージはどれも音なんてしません。森本工房のソーセージは、豚肉本来の味や食感を楽しんで頂くために、皮が薄くて柔らかい天然羊腸を使っています。
皮の食感にごまかされず、お肉本来の芳醇さを味わっていただきたいので、作る時に破れやすくて手間もかかりますが、「パリッと音がしないこと」にこだわっています。
なぜ、日本の加工肉は豚肉より安い?
日本の肉の加工技術はおそらく世界一です。なので、スーパーで売っているソーセージやハムは同じ100gの豚肉そのものの値段より安く出来ています。ですが、これは豚肉だけを使ってはいない証拠。
更に豚の精肉のローススライスの大きさとハムのスライスを見比べてみるとハムになった途端に2倍の大きさになっているのが分かります。これは添加物を入れて丸くボリュームが出るよう加工しているのです。
森本工房では豚肉だけを使用し、肉本来の甘味、うま味をそのまま引き出すことだけを考えた、「日本のハム」的な加工を加えていない、本来の純粋なハムをお作りしています。
真に惚れ込んだ豚しか使わない
豚肉は養豚家によって香り、味が全然違います。ドイツで豚のエサ作りから学んだ僕は、豚の脂身を口にするだけで、どんなエサや環境で育てられたのか、生産者の想いまで分かります。だから育てる人が見えてこない豚肉は扱いません。
豚の生育環境と衛生管理をきちんと行っていて、僕が真に惚れ込んだ豚しか使わない。そう心に決めています。
賞味期限はあえて短く
一般的なハム・ソーセージの賞味期限は1ヶ月半です。でも、森本工房のハム・ソーセージの賞味期限は約2週間。必要最低限の添加物は使用しておりますが、「長く保てる」ことに主眼を置いて作ってはいません。ご家庭での冷凍で約1ヶ月は保存が出来ますが、冷凍すると風味が落ちてしまうので、あまりお勧めはしておりません。
健康に大切に育てられた豚の、最高のお肉から作られるハム・ソーセージを程よく熟成させて完璧に近い状態でお届けしますから、到着してなるべく早く食べてもらいたい。それが一番美味しい食べ方です。
香りは最小限に
ソーセージ、ハム、ベーコンなどは食欲をそそる香り付けのために、一定の時間スモークさせますが、森本工房では新鮮で最高の状態のお肉を使っているので、あまり強くスモークをかけません。
全体に柔らかいスモークをほのかにかけるため、わざわざ細く切った桜の木を使います。人は五感で食べ物を頂きますから、味と同時に香りも大切な要素です。「これ本当に燻製しているの?」と疑問をもたれるほどに、素材を意識した森本式です。
少量、手作りで生産すること
森本工房では豚肉の状態を目と手と舌で確かめながら素材と語らうことをモットーとしているので、包丁を入れるところから全て手作業で加工します。たくさんは作れません。目指しているのは健康で新鮮な肉本来の味が十分引き出され、替えのきかない味を手間をかけて創り続けること。なので市販の物と比べると3倍の金額がします。
でも、口に入れる食べ物にはこだわりたいし、何より心の底から感動する美味しさを体験してもらいたい!その想いに共感してくださる少数の限られたお客様に、出来たてを少しずつ、人生の大切なシーンで食べていただければ。そう願いハム・ソーセージを創り続けています。
一番美味しい食べ方
森本工房のソーセージの一番美味しい食べ方はなんといっても焼いていただくこと。(ソーセージは、切り目をいれずに焼いて頂くと、肉汁を楽しめます)
ソーセージを電子レンジで20秒ぐらい温めてから取り出し、フライパンで表面をよく焼くと、表面のハリが増し、中がふっくらとなり、焼いた香りがより食欲を誘います。
なんといっても脂が閉じ込められるので、食べた時にあふれ出る肉汁がたまりません。
ボイルする食べ方
油っぽいのは苦手なので、ボイルして食べたい!という方は…
お鍋にたっぷりの熱湯を沸かし、沸騰したら火を止めてソーセージを入れてください。そこからじっくり待つこと15分。
ソーセージにゆっくりと熱がまわることで、旨み成分を含んだ美味しい脂が湯に溶けだすことなく閉じ込められ、プリプリのソーセージがいただけます。
ご飯のおかずにする食べ方
森本工房のハムとソーセージは、ご飯に合うように創られています。ドイツではパンに合うよう豚に与えるエサは小麦が中心で、あっさりとした肉の味になる様に創られます。その代わり、加工の段階で塩を効かせます。
かたや森本工房の豚肉は、肉自体は味の濃いものに仕上げますが、加工の段階で塩分を控えめにし、黒こしょうをやや効かせています。この創り方こそがご飯に合う秘訣。ご飯のおかず、としてきっとご納得頂けると思います。
ロースハムのこんな美味しい食べ方
森本工房のロースハムだからこそ出来る、お酒のシメにもピッタリの驚きの食べ方をご紹介します。
ロースハムを小さ目に切ってご飯に載せ、きざみねぎ、ワサビ、ゴマを乗せてアツアツの番茶をたっぷりかけてお茶漬けで召し上がれ。
ハムの脂分がお茶に溶け出し、豊かなコクを生み出します。ワサビがぴりっと効いて、やみ付きになりますよ。
森のおつまみソフトスモークの
こんな美味しい食べ方
豚肉を裂いて食べる習慣は日本にはないけれど、森本工房の森のおつまみソフトスモークはやわらかく創ってあるので、裂いて食べられます。
実は日本酒との相性抜群で酒屋さんのイべントで日本酒のアテとして使っていただいているのです。ゆっくりと味わって、日本酒と共にちびちび食べてみて下さい。絶妙な塩気が驚くほど日本酒と合いますよ。
ソーセージ、ハム、ベーコンの
こんな美味しい食べ方
ハムと大根とキャベツをお鍋に入れて茹でるだけの簡単なお料理。ハムから染み出る旨味が大根とキャベツにたっぷり染み渡り、調味料がほとんど要らない上品でコクのある逸品になります。同じように鍋物に入れてみて下さい。最高の「だし汁」が出来上がりますので、濃い味付けは不要です。森本工房のソーセージ、ハム、ベーコンの最高の脂味だからこそ出来る極上のだしの味。最後の1滴まで美味しく飲み干せますし、シメで作るおじやの味は格別です。ご家族で囲むお鍋のある夕げが特別なものになりますね。
僕の育った岐阜県は、養豚業の盛んな場所でした。
精肉業者も多くあり、ハムやソーセージをよく食べました。
子供心にも、それはそれは美味しかったのを覚えています。
大学を卒業する頃、将来の道を考えていたとき、
一本の手作りソーセージと出会います。あまりの美味しさにその作り手に話すと
「これはまだ本物ではない。本物はもっと美味しいんだ」と、あっさり言うではありませんか。
本物ってなんだ? まだ美味しいソーセージがあるのか? もしあるのなら、ぜひ食べてみたい!
そこから、本物を求める僕の長い長い旅が始まりました。
まず僕は、東京で精肉加工会社に入社し、
そこで一からハム、ソーセージ作りを学びました。
厳しく指導してもらって1年ほどたった頃、僕の本気度を認めて下さった師匠から
「本当に美味しいハム、ソーセージ作りを極めたいなら日本にいてはダメだ。
本場のドイツに行って農業して来い。豚の餌から作り、豚を育て、
本物の豚肉でハム、ソーセージを作れ」と言われました。
そこで僕は、ドイツ南部にある“赤ずきんちゃん”の故郷である
かわいい小村Alsfeld(アルスフェルト)の養豚家、
シュミット家に居候しながらハム、ソーセージに使われる
豚の飼育を一から学ぶことになったのです。
シュミット家では、大切に育てた豚を美味しいハムとソーセージにするために、どんな手間も惜しみません。
ドイツはハム、ソーセージ作りの超先進国。切ったり、混ぜたり、詰めたりする
素晴らしく精密な機械があるのに、シュミット家では全行程を手作業で行っていました。
「肉の状態を手の感触で確かめながら作っていくんだ。
季節による温度、年毎の微妙な自然環境の違い、些細なことで豚の成育は少しずつ変わっていく。
その肉質を自分の手で確認しながらベストな状態までもっていく、
素材の一番良い状態を見極めるのが私たちの仕事なんだ」
これがシュミットさんのもの作りでした。僕はここで、朝から晩まで畑を耕し、
豚舎の掃除、豚の世話、豚の肉質の見分け方まで、毎日豚三昧。
豚について徹底的に叩き込まれました。
ドイツへ行って間もない頃、シュミット一家でスペアリブを食べていた時のことです。
家族の誰もが1本のスペアリブを骨の隅々まで
きれいに食べていました(日本で言うとカニを食べているように)
僕は皆のようにうまく食べられず、肉片を残したままの食べ残しが…
恥ずかしかったのと同時に、ドイツ人はここまで豚肉を大事に食べるんだと
感動さえしたものです。
古来から豊かとはいえなかった大地で、人々は豚肉を加工して食べ、命を永らえてきました。
豚肉はライフストックとして大切にされてきた歴史があります。
豚肉を大切にする思いは、今も生活にしっかり根付いていました。
僕は、ドイツで生活して豚に対する感謝の思いがモノ作りのベースだと教えて頂きました。
シュミットさんは、こうして骨についたほんの少しの肉も無駄にせず、
丹精を込めて作ったハム・ソーセージを家々を回って
お客さんに直接手渡ししながら販売していました。
僕も車に乗せてもらって配達を手伝った時のことでした。
「楽しみに待っていたよ。私はこのソーセージが大好きなんだ。作りたては最高のご馳走だ!」
どの家をまわってもみんな、シュミットさんが来るのを心待ちにしていました。
僕は配達を終えた帰り道、嬉しくて涙が出てきました。
そして、「来月はあの人にもっと美味しいソーセージを届けよう!」
その思いが心の中に湧き上がってきたのです。
ただ作ることに没頭していた僕にとって価値観が180度変わる出来事でした。
ただ作るだけではだめなんだ。
誰かのために作ることが大切なんだ。
ソーセージ作りを通して、シュミットさんから一番大切な部分を教えて頂きました。
そして、僕も地元でこんなソーセージ屋をやりたい!
そう強く思い、シュミットさんに教えられたことを胸に、故郷の揖斐川町に帰ってきました。
健康な餌で育ち、正しい環境で育てられた豚を使い、
手の感触で肉の具合を確かめ、語り合い、
お客様とのコミュニケーションを大切にする。
これが僕の目指す森本工房の、ハム・ソーセージ作りです!
お歳暮セット美味しかったです。 昔、夫と付き合っていた頃、名古屋のドイツ料理店に連れていってもらい、ソーセージが美味しかったことを覚えています。 香草ソーセージとドイツ風ソーセージの味がその時の思い出をよみがえらせてくれました。夫は覚えているかな?家族には黒胡椒ハムが好評です。
田中様
大変おいしくいただきました。
日頃食べているものと比べながら味わってみましたが、
味の奥の深さに感動しました。本当によい食品に出会えて
家族全員で喜びに浸っております。
本当にありがとうございました。
三輪様
今まで食べたソーセージの中で一番美味しかったです。
帰省のお土産に持って帰ったのですが、みんな大喜びでした。これからも、安全で美味しいハム・ソーセージを作ってください。
田所様
先日手作りソーセージ教室に参加させていただきました。
とてもわかりやすく楽しく指導していただき、またおいしく出来上がりました。本当にありがとうございました。今日届けて下さったソーセージも家族が全員集合の折に登場させようと思います。若い職人に拍手拍手!
宇佐美様
お中元に初めて頂いた品でしたが、家中の者がとてもおいしいと食して好評でした。大人も子供も、朝食のパンの皿にこの品が追加してのりました。
安心して食せる品を作り続けてください。
村上様
ソーセージは冬野菜とスープにして頂きました。ハムは我が家で焼いたパンに挟み、サンドイッチにして食べ、ベーコンも卵を焼いてパンと食べました。ヨーロッパ暮らしが長かった私たちにとって、日本で素材のよいハム・ソーセージを食べられる喜びは大きなものです。
石関みちよ様
ヒレハムの美味しさに驚きました。ロースハムを焼いてみましたら、美味しくて美味しくて、また驚きました。
今後、機会がありましたらお遣い物にしたいと思います。 この度は本当にありがとうございました!
T・A様
いやはや、こんなソーセージ食した事がない!トロ~リとして、スパイスが効いていて最高にうまい。真心のスパイスが十分に効いていますね。ふるさとの味をアピールする為に贈り物として利用させて頂きます。
竹中様
昨年12月にドイツに行き、おいしかったソーセージの味を
再び味わうことができました。とても幸せを感じながらいただくことができ、ありがとうございました。
宮崎純子様
いつも子供のお弁当にウインナーを入れていますが、このソーセージはそのままフライパンで焼くだけの調理で簡単でした。市販のウインナーは塩・こしょうで味付けしていたので、味付けしないでいいのはすごいなぁと思います。お中元にも使いたいですね。
中村様
牛肉は殆ど食べない、大の豚肉・鶏肉好きです。
貴店の豚肉は臭みが全くなく柔らかく甘く、なんともいえない良い薫り、脂の部分まで(普段は除ける)大変!美味しかったです。
T・O様
ソーセージの味なんてどこのブランドも店も一緒だと思っていました。でも一口食べて「全然違う!」と驚きました。肉の脂が甘くて、しっかりした肉感で、でもくどくない。夕食に一皿用意するだけでご馳走になります。せっかくなので、大切な人への贈り物にも考えています。
清水様